私たちは奈良の耳成で地域について勉強したり、活動をしています。この日誌で、みなさんも耳成の地域について、何かを感じ取っていただけたら、と思います。
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烏兎匆々(うとそうそう)
2011年 02月 05日
便り文のあとに乱筆乱文、走り書きをお許しくださいという気持ちで「早々」「匆々」を謙譲用語として用います。
今年は卯の歳であるので兎に因んだ言葉をと飛び跳ね、そうして、「烏兎匆々」に出会いました。意味は便りの挨拶用語以外に「光陰矢の如し」と同義に用いられます。 それは、中国に伝わる昔ばなしに、太陽には烏が棲み、月には兎が居て、ともに、その飛び走る様相には神秘を覚え、烏飛兎走とも言われました。烏は真っ黒で三本足のカラスであり、兎は真っ白で遠くを悟る耳をもち、行動の早さには感動を呼び、烏を金烏(きんう)といい、兎を玉兎(ぎょくと)と呼ばれ、崇敬の的になり、月日の過ぎゆくの早きに譬えられました。 想うに、今年も早や「立春」を迎え、ついこの間、紅白の歌を楽しみ、除夜の鐘をおくり、辛卯元旦を迎えたばかりなのにと驚く始末です。まさに、光陰矢の如しであり、烏兎匆々を感じます。歳月は人を待たずとも言い、「少年老いやすく、学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」の朱子の言葉を思います。 ここで言う「少年」とは、年齢的な限定でみるのではなく、人は人生という道程にあって、常に希望という抱負と決意を抱きます。その節目に立つ姿を指してよいと思います。 ところが、その大志が道半ばにして終わり後悔を三たびするの経験は少なくはありません。 今、日本人の寿命平均が男子が79,59歳、女性が86,44歳と長生きの時代になりました。ここに、社会教育の一斑として生涯教育の必要が生まれました。この「みみなし地域学級」もその一つです。「思い立ったが吉日」と、烏兎匆々の戒めに生きたいと思います。 (学級生 末 吉 榮 三)
by miminashigakkyuu
| 2011-02-05 09:50
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